うちには9歳になる犬がいる。
とは言っても実家におるから大学入ってからは会うのは年に何回か。
でも小学生の頃から飼っとるから、家に帰れば手厚くもてなされるわけじゃない。
↑うちの犬は知らん人が来たときに大騒ぎする。だから大騒ぎせんってこと。
大型犬やから寿命は短い。
だから9歳ってのはもうおじいちゃんなわけ。
いつ病気になってもおかしくないって思ってた。そう、覚悟してた。
覚悟してた。
今日の朝、母親から電話。
春休み帰ったとき足引きずってたから病院に連れて行ったらしい。
電話越しに母親が泣いてる。
電話取る前になんかイヤな感じはした。母親は朝から電話とかせんし。
獣医さんが言うには足に皮膚ガンができてると。
それが転移してるかは検査せんとわからんけど
取り除くために指を切らないといけないらしい。
その話を聞いてるときずっと’うん’しか口にできんかった。
実感した。
別にまだ死んだわけじゃない。縁起でもないこと言うなって感じやけど
思ってたより重いな。
うちは兄ちゃんがおるんやけど、年がかなり離れてるせいもあって
犬が兄弟だと言っても言いすぎじゃないやろう。
久しぶりに’悲しい’も実感した。ホントに久しぶりに。
電話の中で思った。
時間が経てば周りに誰もいなくなるんだよね。
なんとなくはわかってるけど、←これが覚悟かな
またホントにその時がきたらどうなるんやろ。
または自分がじきにその時を迎えるかもしれん。
正直それは恐い。
考えてるとその恐怖が焦りになってまた思考する。
話は変わるけど、世の中は予想と結果みたいなことが時間の流れと共に必ずある。
予想したり覚悟したりできるなら、それが現実になる前にやっておきたいこともある。
今回のことなら足を悪くする前にもっと散歩に一緒に行きたかった。
でも自分はそれを実行しなかった。
後悔した。
でもまだ一緒にやれることはある。修正できることはある。簡単なことだ。
なんか初回から支離滅裂。ちょっと動揺した。やっぱ悲しかった。
あー、なんか辛気臭いぞ。
実は今日はエイプリルフール。今の全部ウソ。
なんてことは残念ながらないんだな。